examination乳がん検診

治せる病気を、治せるうちに。

乳がんは女性の最もかかりやすいがんです。一方で早期乳がんの場合は、治療期間が短くて済む、治療費を抑えられる、そしてなにより根治(完全に治る)できる可能性が高くなっています。

早期のうちに乳がんを発見するためには定期的な検診を受けることがだいじです。自覚症状がある方はもちろんのこと、症状のない方も、定期的な検診をお勧めします。

乳がん検診は予約制です。
ご希望の方はお電話または「ネットで予約」のボタンからご予約ください。

082-424-2633
受付時間 9:00~12:30(土曜日は9:00~13:00)、14:00~17:30
※水曜日・土曜日の午後、日曜日・祝日は休診です

ネットで予約

当院の乳がん検診

乳がん検診にはマンモグラフィとエコー(超音波)検査があります。

  • マンモグラフィ検査

    マンモグラフィ検査とは、プラスチックの板で、乳房を挟んで圧迫し、薄く伸ばして撮影する乳房専用のレントゲン検査のことです。
    マンモグラフィ検診を行うことで乳がんによる死亡率が明らかに減少することがこれまでの複数の臨床試験の結果で証明されています。
    当院では、撮影認定放射線技師の資格を有する女性技師が、なるべく痛みを伴わないように丁寧に撮影を行いますので、安心して検査を受けてください。

    【以下はマンモグラフィ検査ができない方です】

    • 妊娠中や授乳中の方
    • 豊胸手術を受けている方
    • 乳房再建手術を受けた方(手術を受けてない対側の乳房は可能です)
    • 心臓ペースメーカー、中心静脈ポート、V-Pシャントカテーテルを留置なさっている方
  • エコー(超音波)検査

    乳房に超音波をあてて検査を行います。乳腺内の腫瘍を同定できます。
    腫瘍がある場合は、その大きさや形状、腫瘍の血流などにより良性腫瘍か乳がんかの診断予測を行うことができます。
    痛みや被ばくがなく、安全に行える検査です。マンモグラフィ検査で乳がんの見つかりにくい「高濃度乳房」の方にも有用な検査です。

    【「高濃度乳房」とは】
    乳腺組織が多い人のマンモグラフィ画像は乳房全体が白く写るため、白く写ったしこりを見つけにくくなります。
    このように乳腺組織が多い場合を、「高濃度乳房」と表現します。
    高濃度乳房は、欧米人に比べ日本人に多いとされています。特に若年(20-40歳代)に多いことが知られています。

    • マンモグラフィ検査は「高濃度乳房」の場合、判明が困難ですマンモグラフィ検査
      「高濃度乳房」の場合、判明が困難です
    • エコー(超音波)検査は「高濃度乳房」の方にも有用ですエコー(超音波)検査
      「高濃度乳房」の方にも有用です
  • マンモグラフィとエコー(超音波)検査、どちらを受けたほうが良い?

    一般的には、20-30歳代はエコーを中心に、40歳代以降はマンモグラフィを中心にお勧めします。
    しかしそれぞれの検査は一長一短のため、年齢のみならず、ご自身の乳房の構成(高濃度乳房かどうか)や、過去の受診結果も参照し検査を選択されることをお勧めします。

    詳しくは下記ページをご覧ください。
    https://www.family-dr.jp/?column=18329

    検査名 長所 短所
    マンモグラフィ検査 ・早期の乳がんのサイン「石灰化」を見つけやすい ・「高濃度乳房」ではしこりが見つけにくい
    ・わずかだが放射線被ばくがある
    エコー(超音波)検査 ・「高濃度乳房」でも、小さなしこりを見つけやすい
    ・放射線被ばくが全く無い
    ・「石灰化」は見つけにくい
    ・検査する人の技術の差が出やすい

費用

元気すこやか健診の受診券をお持ちの方

令和5年6月1日~令和6年1月31日の間で東広島市の補助を利用し、元気すこやか健診の乳がん健診が受けられます。市から受診通知書が届きましたらご予約ください。
必ず受診券を持参の上、受診なさってください。同時にエコー(超音波)検診を追加費用3,500円で併用することもできます。検診結果は当日ご報告します。

元気すこやか健診
検査内容 対象者 費用
マンモグラフィ検査 40歳以上かつ偶数年齢の方 1,500円
(70歳以上の方は無料)

広島市・呉市の乳がん受診券をお持ちの方も補助を利用して受けられます。
元気すこやか健診の大腸がん(便潜血検査)受診券をお持ちの方も補助で受けられます。

自費検診の方(元気すこやか健診の受診券をお持ちでない方)

乳房に特に自覚症状がない場合、自費検診となります。検診結果は当日ご報告します。

検査内容 費用
マンモグラフィ検査+当日結果報告 7,000円
エコー検査+当日結果報告 5,500円
マンモグラフィ検査+エコー検査
+当日結果報告
10,000円

※価格は全て税込みです。

当日の検診結果で精密検査が必要な場合は

検診の結果、精密検査が必要な場合は、当日に保険診療で精密検査を行うこともできます。
必要に応じて画像検査を追加し、良性・悪性の目安となる『細胞診』や確定診断に必要な『組織生検』を行っていきます。
(時間帯により追加の検査が難しい場合もあります)

精密検査で乳がんと診断された場合は

乳がんは、医学の進歩により治りやすい病気になっています。乳がんに対する治療法は、手術・薬物治療(抗がん剤・分子標的治療薬・ホルモン剤)・放射線治療があります。特に薬物療法は近年、格段の進歩がみられました。そのため、早期に発見し適切な治療を行えば、完全に治る可能性が高く、決して怖い病気ではありません。

手術も整容性(外見)を重視した術式が行えるようになっています。紹介先の基幹施設で最善の治療を乳腺専門医と相談し最も適切な治療をなさってください。

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